自炊したら読書は衝撃的に捗る

本を自分で裁断して電子データにする自炊行為。うれしいポイントの一つが大事なフレーズがいつでも取り出せるようになることです。



よく本の大事そうなところにマーカーを引く人がいますが、本を持ち歩かないと、せっかくマークしたフレーズも思い出せません。これではなかなか知識の再利用ができないですよね。



自炊をすると本の文章をコピー・ペーストできるようになりますので、Evernote等のクラウド環境へ持って行けば、モバイルでもPCでもどこでも引用できるようになります。読書が更に捗りますよ。



こういったクラウド引用環境を作るのに欠かせないことがあります。それは自炊の際のOCR(文字認識)です。自炊して得られた本の電子データには必ずOCRをさせておきましょう。ちなみにOCRはコンピューターで自動化できる作業なので、私はスキャンし終わった文書データにOCR処理をセットしてから寝るようにしています。あとは寝ている間に処理をしてくれています。では、早速、OCRしてできたPDFファイルをiPadに取り込んで、GoodReader(閲覧アプリ)で読みましょう。



今回、自炊したのはドナルド・ノーマンさんの複雑さとともに暮らすという本です。シグニファイアという大事な話をしています。下の図の青く選択した箇所は今までであれば蛍光ペンでマークしているようなところです。自炊後の方法ではGoodReader上で範囲選択をしてcopyします。






あとはiPadにインストールしているEvernoteを立ち上げて貼り付けます。






するとEvernoteで保存したテキストはPCでもスマートフォンでもどこでも見ることができます。本の大事なところを、いつでも取り出すことができます。まとめなんかを作るときには最適です。ものすごく捗りますよ。