新しいiPadで必要になるのはSVG,CSS

新しいiPad旋風ということで、新しいiPadに関するコメントが沢山でています。そういうコメントはもう十分ということで、技術屋の観点から新しいiPadの登場で何が求められるようになったのかを考えて見ましょう。



Rentinaディスプレイでは、文字はうっとりするくらい綺麗に見えます。ただ一つ問題を引き起こしてしまいました。多くのWebサイトでは、ロゴや画像はまだ低解像度が前提なのでロゴなどがボヤけてしまうことです。これではかえって印象が悪いです。特に外見(スタイル)がウリの企業でロゴがボヤけるのは放置できないでしょう。



そこで、これから画像の差し替えが起こると思います。ただ画像が重たくなるのはユーザー体験の低下になってしまいますので、おそらく勝負がかかっているようなメインの画像にしか重たい画像はつかえないでしょう。



ということで、低解像度画像はベクター的情報、つまりはSVG(やCSS)に置き換わっていくように思います。これからSVGが少しだけブームを迎えそうです。



まずはSVGCSSがどこまでできるかはデモサイトを見てみましょう。たとえばSVG少女(http://jsdo.it/event/svggirl/)やRaphaël(http://raphaeljs.com/)なんかは良い感じです。そして、一歩抜け出すためにSVGについてのTipsも理解しておきましょう。



SVG女子を90%軽くしたSVG軽量化テク+α #svggirl

http://design.kayac.com/topics/2011/04/svggirl.php



AppleにRentinaディスプレイ用に液晶を提供しているのはどうやら3社ありそうです。独占技術ではないので、今後、Rentinaの解像度がスタンダードになっていくと見ていいと思います。CSSSVGなどをうまく使いながらサイトの重さは変えないで、高解像度デバイスに対応するスキルが今後求められそうです。